「ラクスって“楽楽精算”の会社?」「SaaS系で人気だけど、志望動機がうまく書けない…」
そんな方向けに、この記事では株式会社ラクス(RAKUS)に転職するうえで必須の情報を一気に解説します。
ラクスとは?会社概要と主力事業
項目 | 内容 |
社名 | 株式会社ラクス(RAKUS Co., Ltd.) |
設立 | 2000年11月1日 |
上場 | 東証プライム市場(旧マザーズ→一部→プライム) |
社員数 | 約1,900名(2024年4月時点) |
拠点 | 東京・大阪・名古屋・福岡など |
ミッション | 中堅・中小企業をITの力で支援する |
■ 主力SaaSプロダクト
プロダクト | 概要 | 主な導入先 |
楽楽精算 | 経費精算SaaSの国内シェアNo.1 | 管理部門(経理・総務) |
楽楽明細 | 請求書の電子発行・送付クラウド | 経理・営業 |
楽楽販売 | 見積〜請求〜売上など販売管理 | 営業管理・受発注業務 |
メールディーラー | メール対応一元管理 | カスタマーサポート・EC企業 |
配配メール | メルマガ配信SaaS | マーケティング/営業 |
→ 業務効率化SaaSに特化した垂直展開モデル。
ラクスの強みと競合比較
中堅・中小企業向けに特化したSaaS展開
- 会計・労務・営業・総務など「非コア業務」の生産性向上にフォーカス
- 顧客1社あたりの単価は中程度ながら、導入社数が圧倒的に多い
開発力ではなく「売る力」で急成長
- セールス、マーケ、CS体制が強固
- テレアポ・展示会・ウェビナー・セミナーなど泥臭いが再現性の高い営業手法
顧客の“使いこなし”までを重視するCS体制
- オンボーディング部隊と運用支援部隊が明確に分かれている
- ITリテラシーが高くない企業にも優しい導入・定着支援
競合比較表(例:freee/マネーフォワードとの違い)
企業 | 主戦場 | 特徴 | 相違点 |
ラクス | 経費・販売・明細など業務SaaS | 中小企業向け/単機能特化/提案力重視 | オールインワンではなく“課題別SaaS”で勝負 |
freee | クラウドERP全体 | 会計・労務を一体化/UX重視 | 部門横断型、API連携が得意 |
マネーフォワード | 財務/会計・労務 | 幅広いラインナップ/士業支援も強い | 士業チャネルでの広がりが特徴 |
ラクスの選考傾向と対策(FS/CS向け)
フィールドセールス(FS)
● 役割
- 業種別にSaaS製品を提案(例:楽楽精算を経理部に)
- 顧客の業務フローを理解し、課題に合わせて提案
- 月数十件の商談をこなすスピード感と再現性重視
● 求められる力
- 「紙・Excel管理→クラウド移行」への課題意識
- マルチプロダクトに柔軟に対応できる理解力
- 泥臭いアプローチにも取り組める営業力
カスタマーサクセス(CS)
● 役割
- 導入支援(初期設定/社内浸透支援など)
- 導入後の活用促進(定着支援・活用サポート)
- 顧客満足度向上/チャーン抑止/アップセル提案
● 特徴
- 基本的にはマニュアル・オペレーション型
- オンライン/電話での定型支援が多い(属人性は少なめ)
- 課題解決より「業務の型を作ってあげる」ことに強み
志望動機の書き方|構成テンプレート
① キャリア軸(なぜ業務改善や中小企業支援か)
② ラクスのプロダクト群への共感と接点
③ 自身の経験や強みとの接続性
④ 入社後どのように価値提供したいか(Will)
志望動機の例文(フィールドセールス向け)
私は、中小企業の“アナログ業務”を効率化する提案に強いやりがいを感じており、ラクスが提供するSaaS群に強く共感しています。
前職では営業支援SaaSの法人営業を担当していましたが、顧客ヒアリングの中で、「経費精算が紙とExcelで月末が地獄」「請求書が手作業で遅れる」といった周辺業務の非効率が営業活動の足かせになっている実態に何度も直面しました。
そうした経験から、「単体の業績向上支援」よりも、「業務全体の生産性を変える支援」にシフトしたいと考えるようになりました。
貴社のプロダクトは、現場の“あるある課題”を的確に捉えており、かゆいところに手が届くプロダクト設計とセールス体制に非常に惹かれました。
私は、業務課題を言語化し、短期で成果に繋がる提案を得意としており、ラクスの営業スタイルであればその強みを最大限活かせると考えています。
入社後は、プロダクトと営業手法の両軸でお客様に伴走できるFSとして、業務改善の一歩目を届けたいと考えています。
志望動機の例文(カスタマーサクセス向け)
私は、プロダクトの導入・活用支援を通じて、お客様が日常的に「楽になった」と感じる瞬間に立ち会える仕事がしたいと考え、貴社のCS職を志望しました。
前職ではカスタマーサポートを担当しており、顧客が業務を変えていく過程に伴走する中で、「Excelの転記ミスがなくなった」「勤怠と経費が一気に処理できるようになった」など、ITが業務に溶け込むことで生まれる変化を数多く目にしてきました。
ラクスのSaaS群は、どれも業務の“ど真ん中”にある課題に正面から向き合っており、導入支援の先にある“お客様の業務の質”を変えられる点に魅力を感じています。
私は、丁寧なヒアリングと粘り強いサポートで、顧客の「最初の壁」を越える支援に力を発揮してきました。貴社のCSとして、“使い続けてもらえる支援”を丁寧に提供し、長期的な信頼関係を築いていきたいと考えています。
まとめ|ラクスに合う人・評価されるポイント
求められる人物像 | 評価される理由 |
泥臭く再現性を重視できる人 | 営業体制が型化されており、属人性は少ない |
“課題ドリブン”より“業務改善型”が得意な人 | SaaS導入は「仕組み化」フェーズが重要 |
中堅・中小企業に興味がある人 | 顧客層の9割以上が中小企業/非IT層多め |